ミスを認めない人
調剤事務の仕事は事務作業からピッキング、薬の監査まで多岐に渡ります。その上どの作業も患者さんの命に直結するので、ミスが許されません。
ただ、そのミスというのは、患者さんにお薬が渡る最終段階でのミスという意味であって、その過程でのミスとは大きく異なります。なぜなら調剤薬局の仕事は煩雑且つ流動的だからです。事務が行う入力作業であれば、薬の単位違いや日数間違いは頻発しますし、ピッキング作業では、ピッキング間違いも日々起こります。
それらのヒューマンエラーをなくすために、薬局は人海戦術と最新鋭のテクノロジー(最新機器の導入)を駆使してダブルチェック、トリプルチェックを行っているわけで、つまりヒューマンエラーが起こりうる前提でさまざまな仕組みが作られているのです。
それに留意せず、とにかくミスをしてはいけないと思う人がときどきいて、その思いが強いあまり、ミスをしたことを隠したり、誰かのせいにするという悪手を取ってしまったりします。
繰り返しになりますが、調剤薬局の最大のミッションは患者さんにお薬が渡るときにミスなく投薬するということです。
そのプロセスでミスを見つけることができないと、患者さんに正しいお薬を提供することができなくなってしまいます。だから、自分のミスを認めて、すぐに謝れないような人は調剤薬局には不向きだと言えます。
こだわりが強い人
調剤薬局は、シンプルな流れで業務が遂行されていると思われがちですが、実は、ケースバイケース、臨機応変さが非常に求められる業種です。例えるなら豚骨ラーメンの銘店「一蘭」のように、事細かいオーダーが患者さんから入ります。そのオーダーにできるだけ応えられるように努力するのが薬局の重要な仕事になります。
また、患者さんが持ってこられた処方薬をどれだけ迅速に集めることができるかというのも薬局の能力になります。薬の供給というのは常に安定しているわけではありません。ウクライナとロシアの戦争やコロナの流行、円安など世界情勢によっても供給量は日々変化します。
その変化に対応し、その時その時に最も最適なアイデアを発想することができるしなやかさが薬局業務には必要になってきます。それは薬剤師だけでなく事務にも求められる要素であり、こだわりが強く柔軟性のない人はその変化に対応することができないので、薬局には向かないということになってしまいます。
チームワークが苦手な人
調剤薬局は、
それでも、薬剤師と事務がそれぞれの仕事を遂行し、なおかつ協力しながら業務を行っていくことに違いはありません。
自分の仕事だけをこなしている
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