調剤事務VS病院事務 徹底解説!

調剤事務になる方法

こんにちは!現役調剤事務員のおくすり猫です!

この記事では、調剤事務と病院事務(医療事務)なら絶対に調剤事務!と理由について詳しく解説しています。

調剤薬局と病院事務(医療事務)で迷われている方はぜひ最後までご覧ください!

では、さっそく病院事務より、調剤事務をおすすめする理由を挙げていきます!

勤務先に困らない

2023年度の厚労省の調査で発表された全国の病院数8152施設。対して調剤薬局の店舗数はいっいどれくらいあると思いますか。

なんとその数、6万1791点!!(2021年調べなので少し年度はかわりますが)

当然といえば、当然ですが、病院より調剤薬局の方が圧倒的に店舗数が多いんです。つまり、調剤事務と病院事務なら、調剤事務の方が圧倒的に就職先が多く職に就きやすいということになります。

事務の仕事に就きたい!それも、医療関係の事務がいい!という方はまず調剤事務に挑戦してみられてはいかがでしょうか。

病院事務に就きたいけど、なかなか面接に受からないという方も、まず募集の多い調剤事務に就いてキャリアを積めば採用率もぐっと上がると思います。

また、勤務した調剤薬局が合わなくて離職する場合も、調剤薬局は勤務先が多いので転職がしやすいですよ。

インフルエンザなどの病気をうつされにくい

医療関係で働く人間が頭を悩まされる問題の一つに、風邪などの感染症をうつされてしまうということがあります。

病院の医療事務と調剤薬局を比較した時、患者さんの滞在時間は圧倒的に調剤薬局の方が短いです。

調剤薬局の待ち時間は私の薬局では約10分程度で、総合病院の門前など比較的長い待ち時間のある薬局でも1時間待つということは少ないと思います。薬局の場合、待ち時間が長い場合は一度外出されることも多いのではないのでしょうか。

ですが、病院の場合、町の耳鼻科でも30分待つことなんてざらにありますし、具合の悪い患者さんは待合室でじっと待つことがほとんどだと思います。

また、薬局の場合は代理の人が薬を取りに来ることができますが、病院の場合、そういうわけにはいきません。

そうわけで、町で流行っている小さな小児科などは、冬の寒い季節はインフルエンザやコロナなどに罹ってしまった患者さんと勤務時間中、同じ空間に居続けることになるわけです。

そうなってくると、やはりどうしても病気をもらってしまう可能性が高くなります。

そういう点からみれば患者さんとの接触時間が少ない調剤事務は医療関係の仕事ながら、かなり安全な職場といえると思います。

業務内容がシンプル

医療事務とひとことにいっても、勤める病院の規模によって業務内容は大きく異なります。小さなクリニックの場合は受付や会計業務、レセプト業務を一手にひきうけなくてはなりませんが、大学病院などの場合はそれぞれの業務が細分化されその分、高い専門性が求められる場合が少なくありません。

薬局の場合は「くすり」に特化していますので、業務内容がシンプルです。また毎月のレセプト業務などは担当のスタッフが単独で行う場合も多いので、レセプト業務をこなさずに勤務するということも可能です。

汚れ仕事がほとんどない

医療事務の毎日の仕事に施設の掃除があります。受付や事務室だけでなく病室、待合室、玄関まわりや、トイレなどを看護師や薬剤師と分担してきれいにしていくのですが、この掃除、薬局は病院と比べるとかなり楽なんです。

なぜかというと病院は患者さんが滞在する時間が長い上に、具合の悪い患者さんもいらっしゃるため、どうしても施設が汚れやすいんです。さらに敷地面積が薬局よりも広いので、掃除する箇所も多くなります。

その掃除自体も、医療施設である病院は手抜かりがあってはいけません。季節性の感染症が流行する時期などは特に念入りに消毒作業などをしなくては院内感染のリスクを高めてしまう可能性もあります。

また、処置に使用した点滴類、脱脂綿、注射などのごみもでますので、それらの処理作業も必要になってきます。

一方、薬局は基本的に薬をもらうだけですので、処置室などもありませんし、生ごみなどもほとんどでません。薬局で一番多いゴミといえば薬の空箱とミスした薬情などのコピー用紙類ですので、においなどもないんですね。生ごみらしい生ごみはスタッフの昼食用のお弁当の容器類程度です。

薬局ももちろん医療機関ではありますが、清掃内容だけ見れば、一般的なオフィスとかわらないかそれより楽かもしれません。

専門の清掃スタッフを雇われている総合病院などは事務員が掃除することはないかもしれませんが、小児科や耳鼻科などのクリニックや町医者のような病院では事務員の掃除業務は必須と言えますので、病院事務と薬局事務を比べた場合、薬局事務の方が圧倒的に手が汚れるような仕事は少ないです。

ドクターとの関係を気にしなくていい

仕事を続ける上でいちばん神経を使うのは人間関係だと思います。事務員同士でもいろいろな派閥やもめごとももちろんないとはいえませんが、病院の場合、まず圧倒的な存在としてドクターが君臨しています。(ここからは個人的な感想が多く入りますが、ご了承ください♪)

病院事務の場合、このドクターとの関係が悪くなってしまうととてつもなく働きにくくなってしまいます。

さらに大抵のドクターはとても個性的です。もちろん、例外もありますが、ほとんどの場合、とてもとても個性的です。

この個性とどう付き合うかが病院事務をやっていく上で生死をわけるといっても過言ではないくらい重要になってくるのです。

一方、調剤事務は薬剤師との関係が重要になってくるわけですが、まずドクター並みに個性的な薬剤師なんて存在しません♪

個性的な薬剤師はもちろん存在しますが、ドクターと比べると個性なんてないにも等しいくらいです。

もちろん、これはすべての病院に当てはまるわけではありませんが、個人病院やクリニックの場合は往々にして当てはまると思っていただいて大丈夫です♪歯科医ももちろんそうで、やっぱりドクターという特殊で選ばれた職業に就かれている方は凡人とは一線を画しているというのが、私の体感です。

まとめ

いろいろ理由を述べてきましたが、個人的にはやはり、風邪などをうつされにくいという点が薬局をお勧めする最大のポイントだと思います。

冬の小児科や耳鼻科の受付さんは、どんなに感染予防していてもどうしても風邪をもらってしまうんですよね。

調剤事務をされているかたには、小さなお子さんをかかえて働いておられる方もたくさんいらっしゃいます。職場で病気をもらってきて大切なお子さんにうつしてしまうと、家族も大変ですし、仕事を休まなくてはいけないことにもなりかねず、金銭的なダメージも少なくありません。

実際に、うちの薬局に病院の受付さんが風邪薬をもらいにくるので、現状がよくわかります。一種の職業病といえるかもしれませんが、やはり防げるなら防ぎたいし、同じような業務内容、給料なら、私は調剤事務をおすすめしたいなあと思います。

みなさんは、いかがでしょうか。

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