調剤事務をやってみてよかったこと、悪かったこと

調剤事務になる方法

全くの素人からパート、社員として6年以上調剤事務をやってきましたが、今日はそんな私が調剤事務をやってみてよかったこと、悪かったことを書いてみたいと思います。

よかったこと

これは本当にたくさんあります。今まで何のキャリアも積んでこなかった私が、一応、キャリアらしいキャリアを積めたこと。これまでの人生では専門的な知識がいる仕事や技術がいる仕事は全くやってこなかったので、仕事で経験したものがその職場限りの使い捨てにならないというところはすごくよかったなと思います。そのことで、ちょっとだけ自分に自信が持てるようになりました。

あとは、事務仕事を経験することで、プライベートな生活でもいろいろなことの段取りがうまくなったような気がします。事務というのは小さな仕事を粛々とこなしていくという感じですので、当たり前のことかもしれませんが、出したらすぐにしまう、新しいものが入ったら、古いものを整理して処分する、ファイリングする、など家での書類整理の時にも頭を使わなくても体が自動的に動くようになりました。

薬や保険のしくみ、介護のことなどを勉強できるのもこの仕事のいいところです。家族が飲んでいるお薬がどのような薬だとか、病気がどの程度のものかということを結構把握できるようになりました。

人間関係に関しては人数の少ない職場ならではというか、みんながお互いを必要として助け合う感じなので、自分の居場所といえば大げさですが、家庭以外で自分が必要とされ、お金も生み出すことができる場所ができてよかったです。朝、出勤して、みんなの顔を見るとよし今日もがんばるぞ!と気合が入ります。

悪かったこと

悪かったことは、正直あんまりないのですが、給料が安いとか、上がる見込みがないということでしょうか。まあ、私はパートなので、正社員としてフルタイムで勤務すればまた違って来るとは思いますが。給料は最低賃金レベルです。でも、仕事に見合った給料だなと私は思っています。座りながら入力できるし、空調も完備、目が回るほど忙しいわけでも、危険なわけでも、残業があるわけでもありませんので。

あと、これは避けて通れないですが、患者さんとの悲しいお別れがたびたびあるということでしょうか。医療機関で働いているということはそういうことなんでしょうが、これだけは何度体験しても、慣れるということはありません。

もう一つ、風邪やインフルエンザに罹ったひとに毎日接しないといけないこともありますね。もともと抵抗力のない人だと、すぐに病気をもらってしまうかもしれませんので、これは一応頭に入れておいた方がいいかもしれません。

総括してみると、私のような境遇、年齢の人には調剤事務はなかなか適しているんじゃないかなと思いました。子供が小さいのでまだバリバリ働くということはできないけれど、一本繋がるような仕事がしたいという方、あと、体力や元気がたくさんいる仕事は年齢的にも難しくなってきたという方、そんな方には調剤事務があっているのじゃないかなと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました